今年は、普段の学習成果を披露する「学習発表会」とチリの文化を学びつつそれを披露する「ディエシオチョ祭」の同日開催です。
学習発表会の学年発表の内容は、すべて演劇的な内容となりました。学校としては、演劇的な内容は「ずべての学習活動を総合的にカリキュラムマネジメントした成果の発表となる」ととらえているところです(学校だより9月号参照)。
発表順に紹介します。まず、小部学3・4年生は、原作「チリ33人 希望の軌跡」をアレンジしたオリジナル「Esperanza11 ―希望の11人―」。チリで学んださまざまな成果を詰め込んだ内容でした。最後に、「現在、チリ産の鉱石で私たちが恩恵を受けている事に対しての感謝の気持ち」を述べており、演劇を通して学習が深まったことがよく伝わりました。
次に小学部1・2年生による原作「11ぴきのねこ」をもとにした「12ひきのねこといしのかみ」が演じられました。石の神に導かれたねこたちの大冒険。石の神からの課題である計算や音読やけん玉、お手玉、縄跳びをねこたちはクリアしていきます。その石の神が「もあい」(もっと早く、あいたかった、いしの神)だったとは驚きの新説です。
そして小学部5・6年と中学部2年の発表は、中1国語教科書掲載の原作「星の花の降るころに」から脚本を起こし、その後の物語を描いた「私の中学生活 ~こんな青春を送ってたかもしれない~」。友人関係に悩む思春期少女の心情とその成長を見事に描きあげました。
全校合唱で2部合唱「マイバラード」と「Wish ~夢を信じて~」を披露してからは、「ディエシオチョ祭」です。
まず、小学部1・2年による「El Curanto(チロエ島の踊り)」
次に小学部3・4・5・6年、中学部による「La Vara(チリ北部の踊り)」
最後に全校生・保護者による「Cueca(チリの国民的な踊り)」です。
それぞれ、チリの民族衣装で着飾って踊る様は、とても華やかなものでした。
学習発表会共々、多くのご来賓、保護者の皆様に囲まれての、充実した時間を送ることができました。
最後にこの場を借りて保護者の方々に御礼申しあげます。
雨に降られることを想定してテント等を準備していましたが、閉会式終了後は皆様の片付け御協力のおかげをもちまして、あっという間に片付けることができました。その迅速な動きは、「さすがだな」と思わされるものがありました。ありがとうございました。